J-POP レビューステーション

音楽の言語化をテーマに、J-POPの名曲やアーティストをレビューするブログです。

2020年チャゲアス10大ニュース!

今年も残りわずか。となると、恒例の『2020年チャゲアス10大ニュース』の発表です。
今年は、もうチャゲアスじゃなくて、Chageと「CHAGE and ...」とASKAじゃないか、というツッコミもあろうかと思いますが、当ブログではそれらをひっくるめてチャゲアスということで。

では、時系列順に振り返ってみましょう。

ASKA、ニューアルバムの全曲をハイレゾ先行配信

2020年3月6日、ASKAさんは、CD発売に先がけてニューアルバム『Breath of Bless』のハイレゾ&通常配信発売を開始しました。

CD発売前に全曲先行配信!これには驚きましたね。

時代を先取りしての新たな試みです。
今は、特殊感がありますが、10年後にはスタンダードになっているかもしれません。
コロナ禍でどんどんオンライン化は、進むでしょうし。

ASKA『Breath of Bless』ハイレゾ&通常音源配信開始

weare-music.jp

そして、デジタルブックレットも、配信発売となりました。

『Breath of Bless』デジタルブックレット

weare-music.jp


さらには、POP UP SHOP「Breath of Bless ASKA MUSEUM」も開催。
DADAレーベルの自由さを次々と思い知らされたプロモーションでした。

 


ASKA、ニューアルバム『Breath of Bless』発売

ASKAさんは、新たなプロモーション群の後、満を持して2020年3月20日、ニューアルバム『Breath of Bless』のCDを発売します。

ニューアルバムを発売するたび、前作を上回り続けるASKAさん。
もちろん、今作も、最高傑作となりました。
全15曲という大容量が嬉しいですね。名曲揃いで、私は、今も車で毎日聴いていますが、全然飽きません。

ASKA New Album『Breath of Bless』(Audio Teaser)

私も、全曲レビューを書かせていただきました。

ASKAニューアルバム『Breath of Bless』レビュー

ameblo.jp


ASKATwitterを開始

私の中で、大きなニュースだったのが、ASKAさんのTwitter開始。
ASKAさんのOfficial Twitterは、既に存在していて、スタッフが管理しています。
なので、個人としては始めないだろう、と思っていたのですが、2020年4月から開始されました。

コロナ禍でライブが延期となり、次のライブツアーもできない中、ASKAさんは、発信ツールとして活用。

しかも、ASKAさんは、精力的にFellowsの方々をフォローし始めていて、あっという間にOfficial Twitter以上の人気となりました。

ASKAさんのTwitter

twitter.com

今、様々なSNSが存在していますが、最も拡散力が強いのはTwitterだと思います。
TwitterにはFellowsがたくさんいますから、リツイートの連鎖で、若い人々にもASKAさんの音楽が広まるきっかけになっていきそうです。


④コロナ禍でASKACHAGE and ASKAの貴重映像作品が続々無料公開!

2020年、世界最大のニュースと言えば新型コロナウイルス感染拡大でしょう。
日本でも、3月の緊急事態宣言以降、ライブは中止か延期、国民はステイホームを余儀なくされました。

そんな中、アーティストの方々は、国民にエンターテイメントとして、映像作品の無料公開に踏み切りました。

ASKAさんやCHAGE and ASKAYouTube公式チャンネルでは、続々と過去の映像作品が公開。
限定公開の作品もありましたが、現在も公開されている作品も多数あります。

ASKAさんの復活コンサートの「YAH YAH YAH」は、何度視聴しても目頭が熱くなりますね。

ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 THE PRIDE」

そして、CHAGE and ASKAの集大成とも言える『alive in live』の「RED HILL」の公開には、多くのファンが歓喜したことでしょう。

 


ASKA、新曲を3週連続配信発売

ASKAさんは、新たな企画として何と新曲の3週連続配信発売をやってくれました。

9月11日(金)『幸せの黄色い風船』
9月18日(金)『自分じゃないか』
9月25日(金)『僕のwonderful world』

このときは、毎週、金曜日が来るのが待ち遠しかったですね。

事前に
#どポップ曲
#ライブでひとつになる曲
#ジャジーな曲

と明かしていたとおり、3曲それぞれが全く異なるタイプの名曲でした。

 ASKA『幸せの黄色い風船』(Audio Teaser)

ASKA『自分じゃないか』(Audio Teaser)

ASKA『僕のwonderful world』(Audio Teaser)


Chage、初のオンラインライブ開催

Chageさんも、2020年は、ファンミーティングが中止、ライブツアーもできず、何とかクリスマスパーティー公演は開催、という状況となりました。

そんな中、Chageさんは、新しい試みとして、2020年9月5日、初の単独オンラインライブ『Chage Online Live 2020 ~君に逢いたいだけ~』を開催しました。
愛弟子である川島ケイジさんのオンラインライブにゲスト出演したのがきっかけとなって、とんとん拍子で決まった印象です。

Chage初の単独オンラインライブ『君に逢いたいだけ』レポ

ameblo.jp

ChageさんのMCと歌声、そして、チャットでのやりとりは、聴衆との距離感をほとんど感じさせませんでした。
新たなライブ形式の可能性を幾度となく感じられた名ライブとなりました。


Chage、配信ニューシングル「君に逢いたいだけ」発売

Chageさんも、コロナ禍の中、新曲をしっかり制作してくれました。
まずは、単独オンラインライブ『Chage Online Live 2020 ~君に逢いたいだけ~』で、その新曲「君に逢いたいだけ」を初披露。
ファンの間では、ライブチャットで、名曲との評価が高く、大いに盛り上がりました。

そして、久しぶりに瀬尾一三さんが編曲というサプライズも。

10月7日には配信シングルとして発売となりました。

 


ASKA、地上波全国放送のテレビ番組復帰

2020年9月30日、ASKAさんがテレ東音楽祭に出演して、大きな話題となりました。
事件後、テレビは、ローカル番組やAbemaTVへの出演こそありましたが、地上波全国放送のテレビ番組復帰は初。
Twitterでは「ASKA」がトレンド入りしましたね。

しかも、「ASKAとマイクがソーシャルディスタンス」がネットで広がり、ASKAさんの名前が若い人々にも一気に有名になりました。

ASKAさんは、第1部のトリで「はじまりはいつも雨」、そして大トリで「歌になりたい」を披露。

そして、11月8日はテレビ東京で『ASKA75分スペシャル』という特別番組が放送となりました。
とても秀逸な構成で、現在のASKAさんの音楽活動とそこに至る過程までも分かる内容になっていて、まさにファンが望むものを見せてくれていました。

この番組のプロデューサーは、間違いなくFellowsですね。


ASKA、MV撮影をVRで生配信

ASKAさんは、2020年10月11日にVRを使用したMV撮影の有料生配信「ASKA VR 2020」を行いました。

MV撮影を有料で生配信する、というのは、これまた新しい試みです。
しかも、ASKAさんが中学1年から高校2年までを過ごした千歳を撮影地に選んだので、大きな話題を呼びました。

VR生配信の様子については、ASKA歌詞分析でお馴染み、s.e.i.k.oさんが「まさにこれ」という最高のレビューをしてくれてます。

note.com

s.e.i.k.oさんの文章は、無料で読めるのが不思議なくらいの作品ばかり。ASKAさんも、絶賛していて、Fellowsの間では「ASKA公認ライター」と呼ばれています。

このMV撮影は、大いに盛り上がり、またもTwitterのトレンド入りを果たしました


Chage、ニューアルバム『Boot up!!』発売

Chageさんは、2020年12月9日、ニューアルバム『Boot up!!』を発売。
Chageさんのコロナ禍の中で、なかなかライブができない中、ファンに自らの想いを届けようという心意気が全編に感じられます。

何せ、全曲Chageさんの作曲で、しかも全て新曲。そして、全てがラブソング。
1曲目から5曲目まで、島田昌典さんが編曲を担当されており、島田さんは、ビートルズを音楽のルーツにしていますので、Chageさんと好相性です。

さらには、瀬尾一三さん、松井五郎さん、Amazons、澤地隆さん、十川ともじさん、とチャゲアス時代からChageさんの名曲を彩ってきた方々が参加されていて、懐かしさと新しさを兼ね備えた名盤となりました。

 

以上、2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大変な年になりましたが、それでもお2人は、精力的な活動を展開し、話題に事欠かない1年となりました。